上咽頭擦過療法(Bスポット療法・EAT療法)

鼻の奥の上咽頭という部位に1%塩化亜鉛液を擦りつける治療です。
慢性上咽頭炎に対する治療です。
上咽頭はリンパ組織が豊富で外から入ってくるウイルスや細菌などで炎症が起こりやすい場所です。
上咽頭に炎症が起こると以下の症状が起こります。
- 後鼻漏
- のどの違和感
- 疲れやすい(全身倦怠感)
- 自律神経障害
- 扁桃病巣感染症(IgA腎症、掌蹠膿疱症)
上咽頭擦過療法を行うことで以下の症状の改善に期待ができます
- 炎症が抑えられる(病巣炎症の沈静化)
- 脳脊髄液・リンパ路・血液循環の改善
- 迷走神経刺激作用による症状の改善
上咽頭擦過療法の適応
- 慢性上咽頭炎を疑う症状が1ヶ月以上ある
- 内視鏡で上咽頭の炎症や擦過で出血を認めるもの
(内視鏡で炎症がない場合や擦過で出血がない場合はおすすめしません)
当院の方法
- 1%塩化亜鉛溶液を染み込ませた綿棒を鼻から上咽頭の後壁に強めに擦りつけます
(当院は鼻からのみですが希望があればのどからも行います) - 内視鏡で見ながら行います
- 1~2週に1回行い、10回施行した時点で効果があれば継続、効果がない場合は中止いたします
- 症状が改善すれば治療が終了となりますが、状態維持のため治療を継続する場合があります
- 上咽頭擦過療法と同時に鼻うがいをおすすめしております
費用
- 初回:初診料、内視鏡検査料、処置料、処方箋料 3割負担で3,000~4,000円
- 2回目以降:再診料、初治療 3割負担で600円前後
- 10回目、20回目:再診料、内視鏡検査料、処置料 3割負担で2,500〜3,000円
- 10回目、20回目、30回目と10回に1回は効果判定のための内視鏡検査料がかかります
注意点
- 慢性上咽頭炎、コロナ後遺症(Long-COVID)の治療法と考えられていますがすべての症例に有効ではないことをご承知おきください(特に上咽頭に炎症がない症例)
- 薬剤を塗布したあとは数時間ヒリヒリしたり、出血が続くことがあります
- 鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎があり綿棒や内視鏡が入りづらい場合は治療が困難なことがあります
- 極度に痛みに弱い方は治療が難しい場合があります
- 血液をサラサラにするお薬を服用されている方は、出血しやすい可能性があるため、本治療はお控えいただく場合がございます








